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コラム

ヨットレース

船で遊ぶと言えば――。
 
真っ先に思いつくのは釣り、という方は多いかと思います。防波堤からではお目にかかれない魚を追い求めて沖に出る。トローリングでカジキ釣り、というのも船で釣りをする事の醍醐味としてイメージされる方は多いと思います。
またホームポートから違うマリーナまで足を伸ばしクルージング、というのも良く耳にします。漁港などに舫えば、地の魚を味わうことが出来ますし、島への航海はちょっとした冒険心もくすぐる体験だと思います。
 
船の種類で遊び方は変わります。ここではモーターボートではなく、ヨットの遊び方についてお話したいと思います。
 
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子供が海を描く時、大海原に浮かぶ三角の白い帆。
海岸線から白い帆を眺めた時、穏やかに進むその姿に「のんびりしてるなぁ」なんて思いがちですが、実はあまりのんびりはしていません。
 
風の力で走るヨットは、走りたい方角に舵を取り、帆(セール)の形状をロープの出し入れにより調整(トリム)しボートスピードと角度を変化させます。船のサイズにもよりますが、そのロープ(シート)を引く力は人間の力だけではとても引ききれるような荷重では無いので、ウィンチと呼ばれる器具を使用し、滑車(ブロック)をいくつも組み合わせてテコの原理を利用し、手で引けるようにしてあります。
このセールトリムをベストにして、ボートスピードと角度を最も良い状態でキープしながら走る。これがなかなか難しいのです。風の速さと、吹いてくる角度は常に変化をします。
自然の力を味方に出来るか、敵にするのかでゴールまでの到達時間は大きく変わってきます。
 
そして自然の敵だけでなく、人間の敵(?)が加わり、ゴールを目指すもの。
それがヨットレースです。ヨットレースではルールも加わります。体力だけでなく知力も使う、大きな海を盤面にして将棋やチェスに似た攻防を繰り広げます。
 
一人乗りのヨットもあれば、十数人が乗り込む大型のヨットもあります。風上と風下にマークを打ち、周回コースを設定したレースや、港から港へと進む外洋レースなど様々です。
 
今まで眺めていただけの海が戦いの場となると、海を見る目も変化します。天候も晴れや雨という情報だけではなく、今日は北風だからここの海なら波が高くないな……大潮だからこの時間くらいからこの方角に潮が流れるな……あの山の上に雲が出てきたら荒れてくるな……など様々な情報を得る力が蓄えられていきます。
 
大人になってからのヨットレースは、仲間も増え、日常では味わえないコンペティティブな気持ちを抱ける、奥深くて楽しいものです。
多くのヨットチームはクルー(仲間)を受け入れたいと考えていることが多いです。
 
週末の新たな趣味としてヨットレースクルーなんて、どうですか?
 
 

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